こんばんは、
ピラティススタジオslothsのYukiです。
本日は大晦日です。
皆様はどのようにお過ごしでしょうか。
私はスタジオの掃除をして、夫の買い物に付き合って
帰宅して今テレビをつけながらもブログを書いているところです。
皆様にとって本年はどんな1年でしたか?
私は今年も目まぐるしい1年となりました。
しかし、今年はいくつか立てていた目標を達成できたので、それについては満足しています。
その一つが読書目標です。
基本的に年間52冊読む目標を立てています。
が、読みたい本が分厚い場合は、本の数は進まないこともしばしば。
これもまた時間をかけながら読むのも一興なのです。
で、どなたからもこのような話題は聞かれませんが、
勝手に私が読んでよかった本を書いていくブログにします。
ちなみに、今年はビジネス書もかなり読みました。
以前は、ビジネス書は全く読まなくなったと発言した記憶がありますが、
いろんな方とお話をすることが多くなってきたことと、
人に伝える立場の仕事ということを考えると、
現代のビジネス書を書いている方々のボギャブラリーや伝え方を知って発信することが必要だと
改めて考えるようになりました。
ですが歴史物を好んで読む私は偏りがあることをご承知おきくださいませ。
さて、では第5位から参りましょう!
第5位
十角館の殺人
綾辻行人
恥ずかしながら、この作品は映画化されることで知った作品です。
映画はまだ観ておりませんが、この作品は始まりからが変わっていて引き込まれました。
学生七人が十角館に泊まりながら謎の殺人事件に巻き込まれます。
この殺人には過去に十角館で起きた殺人と、この学生たちが過去に起こした不幸な事件が絡んできます。
おかげさまで、海外ミステリー作家の名前に詳しくなりました。
その後にガストン・ルルーの【オペラ座の怪人】を購入しましたが、
まだまだ読み進んでない状態です。
終盤で、まさかのセリフで全てが反転するのが確かに面白かったです。
そのセリフを知っている方からしたら、次の疑問が必ず出るはずです。
さて、どのように映画化したのでしょうか。
この綾辻さんも、映画化するという話が来た際に
「え?どうやって?」
と返したそうです。
ぜひご一読ください!
では第4位です。
教養としての世界史の読み方
本村凌二
こちらは最近になって読み始めた本です。
手に取った理由は、興味があった本の隣にあったからです。
きっかけなんてそんな理由です。
ちなみにこの本の前に著者は【教養としてのローマ史の読み方】を書かれています。
そちらは今読み始めたばかりです。
元々はローマ史の研究者である著者が、
世界史となると専門ではないからこそ研究者の硬さを少し柔軟にした表現で歴史から学べるトピックスを書いています。
もちろん、著者が一番スペシャルなのはローマの歴史なので、そこと他国の歴史を比較したり
同一の部分を見つけたりと、面白い着眼点で世界史を紐解いています。
皆様は、10年ほど前に映画化された【テルマエ・ロマエ】という映画をご存知でしょうか?
その時の皇帝はハドリアヌスとアントニヌスだった記憶です。
五賢帝を嫌でも覚えてしまうような、面白い話の内容と
ローマ帝国がなんであんなに長く続いて、他国の帝国は衰退が早かったのかも考察されています。
盛者必衰なんですね。
そして、歴史から学べることは大変多くあります。
過去の失敗をたくさん歴史で知ることができるのに、
人類は、歴史は繰り返しますよね。
いろんなことを考えさせられる本でした。
さて、第3位です!
論語コンプリート
野中根太郎訳
儒教の始祖、孔子こと孔丘の名言を弟子が書いてまとめたとされているのが論語です。
紀元前から、秩序を重んじることの大切さを語っていた孔子。
皆様もよく知っているような名言から、
こんなことを言っていたんだなという知らなかった言葉まで記載しています。
ちなみにこの本は、
漢文(本文)
書き下し文
現代語訳
の三つを書いてくれています。
道徳の時間が昔ありましたね。
子供から大人まで大事なことがたくさん詰まった内容です。
論語を読み進めることも良いのではないでしょうか。
いや、漢文はややこしいですね。
漢文は苦手ですが、書き下し文からこれは記録しておきたいと思った文を。
子曰、古之学者為己、今之学者為人。
子曰、驥不称其力、称其徳也。
子曰、君子求諸己、小人求諸人。
子曰、辭達而已矣。
この辺りが、私が印象に残っている漢文です。
ご興味があればぜひ調べてみてくださいね。
では、第2位に行きますよ!!!!
EQ 心の知能指数
ダニエル・ゴールマン
土屋京子訳
この本は30年近く前に発売された本です。
ですが、この本のすごいところは今でも色褪せず読めるということです。
EQとは、Emotional intelligence Quotient の略で感情の知能指数と言ったら良いのでしょうか。
接客業をしている時から、この手の本は読んでいたのですが著者の本は初めてでした。
日本人はどちらかというと空気を読むのが得意な人種だと他国からは評価されています。
ですが、ローコンテクスト(何と言えば。。。空気を読むのが不得意でしょうか?)な国でも
このEQがある程度高ければ、相手を分析しつつとなりますが
うまくお付き合いできるのだろうなあと読んでいて思いました。
著者はアメリカ、ハーバード大学の心理学研究者です。
研究者からの視点で感情の研究をされている文章を読んでいて、
いかに自分が感情に振り回されて生きているのか、を痛感します。
人とのおつきあいに少し疲れている方や、
この人と合わないけど、それは何故だろうか。と思っている方にはぜひ一度読んでいただきたい本です。
では、映えある1位の前に、私の個人的歴史小説の1位を。笑
太閤記
司馬遼太郎
皆さん、三英傑でしたらどなたが好きですか?
と聞くと、織田信長と徳川家康はよく聞きますが、
太閤秀吉はあまり聞かない気がします。
確かに彼は朝鮮出兵をしており、後期はなかなか宜しくない政治をしていたと思いますが
太閤になる前までの彼は、
人の心をしっかりと掴み取る仕事ぶりをしていました。
孫子こと孫武でいう、戦わずして勝つ、ということです。
いや、戦はしていましたけど、勝つための下準備を彼は怠らなかったのです。
彼は信長の望むこと、彼がこうしたら喜ぶであろう、怒るであろうを
常に考えて行動していました。
誤解のないように、彼がやっていたのは媚を売っていたことではありません。
媚を売っているだけであれば、信長は他の武将と同じように彼を追放しています。
秀吉が重宝されていた理由は、信長の潜在ニーズまでを察知できたことです。
顕在ニーズを満足させようというのは誰でもできます。
これが欲しいと、言われたことに従うだけですから。
秀吉がこなしていたから気に入られていた理由は
先読みと信長がまだ言葉を発していない、
もしくは彼自身もまだ気づいていない潜在的なニーズを
秀吉が突いて気づかせるということができたからです。
また、秀吉は相手の感情コントロールも上手でありました。
賤ヶ岳の戦いは、見事です。
彼は戦う前に調略と言って、味方を多くつけるように尽力していました。
何も後ろ盾がないところから、関白まで上り詰めた実績は事実なのです。
結果が全てです。
卑しい身分であるなどとの評価は、武家のお方の嫌味と捉えます。
そんな評価はいらないのではないかと私自身は思っています。
さて、余談が過ぎました。
第1位行きましょう!
バカの壁
養老孟司
これが売れている理由、読んですごく分かりました。
正直もっと早く読めばよかったと心底思いました。
著者の養老孟司さんはそこそこ存じていたのですが、
きちんと興味を持ったのは猫のまるの番組で見た時です。
さらに追い討ちをかけて、たまたま読んだ本で司馬さん(私は司馬遼太郎氏の小説が大変好き)を語る会で
彼が登壇していることを知ったからです。
著者は、明快に物事を言います。
彼は解剖学の教授で東大に長らくいた人です。
今となっては著書が多いので医者のイメージはあまりないのですが。
戦争の体験はないですが、物が少なかった時代の方なので自分で考えて疑って確認して、の性分になったそうです。
私が彼の本で好きなのは、自分で考えることを常に推奨していることです。
相手の気持ちを考えなさい。と。
ごく当たり前のことを言っているのに、
それがシンプルだからこそ凄く心に残ったのです。
彼の発言は少し強い面もあるかもしれませんが、真剣にやっている人をバカにするような言い方は一切していません。
ただ、自分で壁を作っているのはバカだ、とはっきり言っています。
ご自身のこともバカの壁があると記しています。
(著者の別の本でも書いていました)
何より、87歳で肺がんを最近まで患っていたのに今でも精力的に活動されていることに
頭が下がります。
活動している量が半端でないです。
また別の著書も読みたいと思って、またまとめ買いした私です。
はい、私の自己満足のブログで本年を締め括ります。
ですが、本当に本年も
このピラティススタジオslothsを
STOTT PILATESの養成講座を
このブログを見つけていただき
ご利用いただき、本当にありがとうございました。
私たちの仕事は、相手(お客様)がいなければ成り立ちません。
また、2店舗経営は協力してくれている講師陣がいてこそ
ここまでやってこれました。
ほんとうに、本当にありがとうございました😀
皆様がより健康で過ごせるように私たちも技術研鑽を怠らず
分かりやすく効果的なレッスンを提供していきます。
皆様、どうぞ良いお年をお迎えください。