こんばんは、ピラティススタジオslothsの水野由紀です。
名古屋は今朝、雨が降っていました。
先日まで暖かい気候でしたのに、急に底冷えするような寒さです。
こんな時こそ不調になりやすいのでピラティスで体を整えたいですね。
さて、タイトルの件に行きましょう、
先日2月に行われたマットピラティス(IMP) コースのレポート後編です。
前回までは養成コース5日目に姿勢分析を学びましたところで
ブログを切っています。
姿勢分析は、STOTT PILATES®︎ならではの特徴その2です。(私個人の見解です、1は原則です)
実は初級のマットエクササイズを学んでいる最中に、姿勢タイプを学ぶ時間が出てきます。
その姿勢のタイプを知っておくことで
そのタイプに近い人に何が当てはまるか、という指標となります。
ですのでタイプ別は必要です。
完全な理想的姿勢を維持できる人なんてまずいないのですが、
人の姿勢はまさに百人百様なので、目安でどこかのカテゴリに入れないと
エクササイズチョイスがスムーズにならないのですよね。
上半身と下半身で違う方ももちろんいるし。
他団体でもおおよそ学ぶ姿勢タイプは同じです。
姿勢分析の方法は、
骨指標を軸にしたものです。
(私は医療系の資格を持っていないのでこのようなことを学ぶのは本当に苦労しました)
乗っている筋肉ではなく、骨を見て姿勢を分析し、
その位置を理想的な位置に近づけるためにエクササイズを選択していきます。
さて、今回受講されました仲間も、
過去の私と同じように頭が追いつかない状況となります。
それはやはり当たり前なのですね、人の身体を触診してきたわけではないので、
そうではない方が触診と分析に慣れるためには経験が必要です。
まず、一番初めに見るところは横からの姿勢です。
プラムライン(日本語訳だと鉛直線と呼びます)を外くるぶしのやや前に設定して
そこから前方or後方に出ているものが無いか見ていきます。
ここでは触診をしませんので、完全な見た目の判断となります。
(この評価方法自体は他団体でもよくあります)
下の写真がプラムラインを実際に設定して立った時のものです。
この評価だけでは確実では無いので
横側から触診を始めていきます。
この項目の多いこと多いこと。
横というのは左右両方です。
その後に前側を分析し
最後に後ろ側を触診します。
この総合で姿勢を分析し終えて、エクササイズの方向性を決めます。
とにかく触る、触る、探す、
ランドマークの骨を。
骨が探せないなんて初めは常なのです。
私は、写真の生徒様の後ろに写っている骨格模型を購入したことで
ようやく骨の理解が少し整理できるようになりました。
皆様に骨格模型を購入しましょう、とは言いませんが
実物大に近い骨を見て触診すると
ここ触っているのかな?と
理解がしやすくなると思います。
養成中や、養成後の自主練習ではぜひこの骨格模型を存分に触ってください。
ちなみにこの骨格模型の名前はStanです。
(3BS社が付けているモデル名をそのまま使用しただけです、私が名前をつけるならまずKevinにします🍌)
ちなみに骨が探せても、作用する筋肉を理解していなければ
エクササイズの方向性が確実となりません。
だから筋肉の形(骨との付着となる起始停止部)と作用を理解することも大事なのです。
さて、5日目が終わったら、
6日目から実際に姿勢分析してみましょう、と
分析がスタートしました。
今回、少人数開催だったため
一人ずつ分析をイリーナ先生のガイド付きで行うという
大変贅沢な時間となりました。
(大人数開催ですと流石にそこまでできないですね、全員分の分析を細かくみられる良い経験となりました。)
お客様の姿勢を見れるということは
必要なエクササイズを適切に提供できれば、一番効果が高いレッスンが期待できるということです。
だから、初めにSTOTT PILATES®︎を学ばれる皆様は
初めこそ本当に大変ですが
であるからこそ、中身のあるレッスンができるのだと思います。
だから皆様、超真剣です(私も含め)
養成コースの合間に
イリーナ先生が認定試験の試験官としても弊社でお仕事されました。
本当にありがとうございました!
認定試験までの計画と目処は養成コース受講後すぐに(受講中でももちろんOK)決めておくことを強くお勧めします。
練習は記憶のあるうちに!
時間とスタジオの予定が合うなら、養成後に練習もOKです。
当時の私のように試験を期限ギリギリまで粘ると大変です😀
私が養成を受講していた時は、自分の周囲に練習できる環境がありませんでしたので
皆まさに練習できる環境を提供できることは本当に良かったことだな、と思います。
※スタジオレンタルおよび見学は弊社で養成を受講された方のみのご案内となります。
さて後半2日は中級エクササイズとグループレッスンの指導を学びます。
写真は中級エクササイズのSide Bendです。
弓形の形が大変印象的なエクササイズ。
こちらは初級でもモディフィケーションが出てきます。
グループレッスン形式でキューイング中の写真。
STOTT PILATES®︎を知れば知るほど優れているなあ、と感じることは
グループレッスンの心得であったり、
指導においての見るポイントをしっかり記載してくれていること(英語でね、、、)です。
原則とエクササイズにおいての大事なことは教科書に載っていて
姿勢分析やレッスンの進行についての心得はマテリアルサポートに載っています。
他団体のピラティスももちろん素晴らしいと思っています。
私はPMAが出している、お客様の理解度を表した指標がとても好きです。
(私の教え方が他のインストラクターと異なるところはそこだと思います、相手への伝え方は理解度に合わせる工夫をしています)
ですが、STOTT PILATES®︎においては
サポートの手厚さ(ご自身が理解をしっかりできれば)がピカイチだと
改めて感じます。
見れる、確認できるものがしっかりある、ということです。
エクササイズのポイントも全て書いてあるし、
エクササイズの精度を確認するために原則があるし、
姿勢に対して適切な運動を提供するために姿勢分析があるし、
指導者として格式ある振る舞いをするための概要もマテリアルサポートに記載されています。
これがきちんと行えていれば
指導経験が浅くても、確実に実践的にレッスンができるようになるのです。
実践的に行えるようにするために
指導練習と見学と自主練習の時間が設けられているわけですね。
最後、試験についての説明をしていただき、
養成講座終了です!
皆様、お疲れ様でした!
練習については、皆様すぐに予定を決められました。
今全員練習の真っ最中です。
でも、実施までがすぐなので、
エクササイズの記憶がしっかり残っています。
私はこの後にマシンを触って指導する日々を過ごしていたので、
苦手なエクササイズの記憶が既に薄いです。
むしろ生徒様に、なんて名前でした?あのエクササイズ。
と聞くような始末です。
練習実践大事です。
皆様のサポートをしつつ、またちょくちょくレポートしていきます!
今年はインテンシブリフォーマー2nd edition を夏に開催して
養成は終了です。
来年にまた開催できたら、と思いますが
行動が早い方が早く指導できます。
皆様のIRお申し込みを心よりお待ち申し上げます。
最後はIMPメンバーで写真を!
水野由紀